父親の独特な臭いがまさか加齢臭だったなんて

体臭を消す方法ガイド

父親の独特な臭いがまさか加齢臭だったなんて

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体臭を消す方法ガイド (275)

父と母は、10歳違いの歳の差夫婦

 

大正生まれの父が昭和生まれの若い母を見初め、駆け落ち同然に一緒になったのだそうだ。

 

 

 

私が生まれたのは父が33歳の時だったので、小学校にあがる頃、父はすでに40歳になっていた。

 

 

 

そのせいか子供の頃から一緒に遊んだ経験が殆どなく、覚えているのは、夕食後、横になってテレビを見ながらごろ寝する父の後ろ姿ばかりだ。

 

 

 

父には独特の臭いというものがあった

 

いい匂いではなかったが、嫌いな臭いでもなかった。

 

 

 

禅寺の住職と小学校の教員を兼務していた父の身体からは、いつも線香と埃の混ざったような、なんとも言えない臭いが漂っていた。

 

 

 

父の日課は毎朝5時からのお勤めに始まる。

 

 

 

本堂いっぱいに立ち込める線香の香りの中で、30分ほど読経をあげた後、やはり読経をあげながら家の外の墓地を回ってくるのだ。

 

 

 

この日課を1年365日よほどの事がない限り欠かすことのなかった父の臭い

 

それは紛れもなく線香の臭いだった。

 

 

 

しかし、父の臭いはそれだけではなかった。

 

 

 

もうひとつの臭いは埃のような臭いだった。

 

 

 

毎日、小学校で子供たちを相手に汗を流して奮闘する父の身体に染みついた臭い。

 

 

 

これが父の臭いなのだと思っていた。

 

 

 

ところが、自分自身が50歳を過ぎた頃この懐かしい臭いが自分の身体からも漂っているのを感じて驚いたのだ

 

父の臭いだと思っていたものが、実は加齢臭だったのだ。

 

 

 

線香と埃が入り混じったような臭い。

 

 

 

今では、自分の身体の一部になっている臭いには、父への思いでがつまっている。

 

 

 

周りからは「加齢臭」と言われ、臭いを消す方法を伝授されるが、私にとっては懐かしい父の臭いでもある。

 

 

 

そう簡単には消したくない臭いなのだ。


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